水星について。(2004/2/28)


水星・金星・太陽の3星と
火星・木星・土星・・・などの星とは、
ある点が大きく違っています。
それは、地球の円軌道の内側にあるか、外側にあるか、ということです。
太陽はもちろん、太陽系の中心にあるので、
地球の起動の内側です。
そして、地球より太陽に近い位置で回っているのが、
金星と水星なのです。

ですから、地球から見て、水星は、太陽から28度以上遠ざかることは
決してありません。
出生図では、太陽と同じ星座にあるか、
または隣の星座にあるか、です。
太陽が獅子座で水星が水瓶座です
というひとは、いません。
いたらおもしろそうですが(笑

太陽・水星・金星は、「パーソナルな」星といわれたりします。
社会に出てからじゃないと解らない自分の性質や傾向ってありますが、
金星や水星が扱うことは、
子供の頃から出やすいです。
おしゃべりだとか、無口だとか、
食べ物の好き嫌いなどがそうです。
子供の頃の全体的な性質は、月に表され、
成長してからは太陽に表される
といわれますので、
オトナになって嗜好が変わる
っていうこともしばしばありますね。
でも、例えば、手が器用だとか、整理整頓好きかどうかとか、
考え方やしゃべり方なんかは、
子供からオトナになったときにも、だいたい、あまり変わらないようです。

水星は、端的に言って、
知的活動
を扱う星だと言われます。
水星が他の星と角度をたくさん持っている人は、
水星の活動が複雑で活発なことがおおいです。
考え、発信し、移動し、人と関わります。
太陽が「その人の生き方」だとすれば、
水星は「そのアウトプット」「インプット」だと言えるかも知れません。
たとえば、何かに興味を持って、そのことを習得しようとした場合、
人によって選ぶ手段が違います。
書物にくびっぴきになるひと、
練習問題を探してたくさんやる人、
弟子入りする人、
誰かのマネをする人、
就職する人、
学校に入る人、
道具をそろえる人、などなど
本当にさまざまです。
こういう「スタイル」は、水星の扱うところのようです。

何かを知るときのプロセス
っていうのも、
水星の領域みたいに思えます。
外堀からきちんと段階的に積み上げて真相に迫るタイプもあれば、
漠然と接しているウチにふと真理をわしづかみしてしまうタイプ、
「見切る」タイプもありますし、
裏口からまわっていく人もいますし、
適当に獣道をつくってとりあえず目的地に着いてから、
来た道を整備する、ってひともいます。
理解するまでに時間がかかるけどだれよりも強いスペシャリストになる人、
さくっと何でもすばやく理解して、すぐ次の分野に移っていく人、
好きなことじゃないと集中力がまったく湧かない人、
様々です。
こういう、知的なクセのようなものを、
水星が示しているようです。

現代的には、素早くあかるく如才ない、というのが称揚されるので、
面接の時にどうも緊張してうまくはなせないとか、
ゆっくり考えるクセがあるとか、
そういう人は、自分のことを
「知的でない」
と誤解してしまう場合も多いようです。
学歴やキャリアなんかも、
知性のパラメータとしてまだ、利用されることが多いので、
そういうところでも、
自分の知的傾向
をちゃんと把握することが妨害されるみたいです。
発信するのがコワイ
と感じる人は、世の中には多いのですが、
話し方がわからない
と感じることが、その理由の一端になっていることもありそうだなあと思います。

話し方
は、世の中にひとつしかないわけではないです。
星占いでは12通り、いや、星同士の角度まで考えると、無限に存在します。
その人固有の考え方、話し方、上記のような「スタイル」が存在するので、
自分のスタイルの傾向はなにか
を知れば、
自分史上最高コミュニケーション
ができるのではないかと思うんです。
本来ゆっくりした重厚な水星を持っている人が、
たくさんのひとと当意即妙にスマートな会話をしたい!
という理想を持ってしまうと、
それはなかなか、うまく行かないと思います。
逆に、
さくさく回転が速く、ちょっとあきっぽい人に、
この10巻の専門書を机に座ってすべて熟読してスペシャリストを目指しなさい
と命じても、その人はシアワセにはなれないと思います。
学生時代、
勉強とは、モノを覚えることではなく、モノの覚え方や知り方を見つけることだ
と言われたことがありました。
社会人になっても、勉強のし通しです。
むしろ、社会人になってからの方が、覚えなきゃいけないことが増えます。
学生時代には、その基盤になる知識と同時に、
ものの覚え方
もっといえば、
自分史上最高勉強法
を身につけることが要求されるってことなんですね、きっと。

ことば、コミュニケーションを扱う水星ですので、
恋愛にも当然、水星は大きく関わってきます。
水星同士のつながりが強いふたりは、
「わかりあえる!」
っていう感覚をすぐに持つことが多いようです。
使っている言葉が似ていたり、
言語感覚に強いチャネルがあったりするので、
運命の相手!
って思いやすいのですね。
これは、あとあとになって、
でもなんかちがう
っておもうことも多いようです。
あまりメジャーでない外国に行って長く滞在し、
そろそろ現地の外国語に辟易してきたときに、
日本人に偶然出くわして会話をしたら、
なんだかものすごくほっとしますし、解り合える!って気分になるとおもいます。
でも、日本に帰れば、
なんだ、なんかこいつ、気があわないな
っておもったりします。
水星同士のつながりには、どうもそんなところがあるかもしれません。
逆に、
縁がすごく強いのに水星同士が対立関係にあったりすると、
愛してるのに、側にいるとすごくシアワセなのに
なぜか言葉が通じなくてケンカになる
ってことも、あります。
「君が一番好きだよ!」
「なに?それは二番目もいるってことかい!キー!」
「そういう意味じゃないっ!うおー!」
とかね。
大事なことはたくさん話すべきだ
と思っている彼女と
大事なことは軽々しく口に出すべきではない
と思っている彼のあいだのすれちがい
とかね。
こういうことは、どうも、水星のすれちがいかな、
という感じがします。
相手のコミュニケーションスタイルを知っておくと、そういうすれちがい、
けっこうさくっと簡単に解消できたりしてね(そううまくはイカン)

あのひとは魚座なのにすごく攻撃的なんです
という場合、水星が水瓶座にあったり、牡羊座にあったりすることが多いようです。
だれかのキャラクターと星座のイメージが一致しない時って、
水星の星座が前に出ていることが、あります。
それは、水星が、コミュニケーションの星だからだと思います。
話し方、表現の仕方、移動の手段などが、
水星で扱われているんですね。


では、運航中の水星はどう読むか。
水星はまず、しばしば逆行します。
一年になんかいだっけなあ、、、
2,3回は逆行するです、たしか。
水星の逆行についてはもうあちこちで書いてきてますが、
あらためますと、
「物事の進み方が遅くなる、待たされる、やり直しになる」
「整理すべきことが出てくる」
「うしなったとおもっていたものが、マレに戻ってくる」
「この時期に失ったモノは、しばしば後になって戻ってくる」
などということが起こります。
新しい案件は手待ちになりますが、
旧友と再会したりするんですね。
水星が逆行しているとき、なにかがうまくいかないと、もう
「いやー、いま水星逆行中だから」
と呪文のように唱えます。
水星逆行中の遅延やゆりもどしは、騒ぐほどのことではないことがおおいです。
だいたいは、時間が解決してくれるみたいですね。

水星は、太陽と前後して、年に約1回、
各星座にやってきます。
水星が自分の星座に来ると、まず間違いなく忙しくなります。
ばたばたばたばた、ちいさなことからおおきなことまで、
やることが増えます。
能力を試されるみたいに、
いろんな人に会い、新しいことをやらされ、動き回らねばならなくなります。
そのあわただしい流れのママに、
さかんに動いているうちイイコトがめぐってくるという、
楽しい時期でもあります。
まあ、仕事が山積みだと、楽しいとか言っていられない向きも多いと思いますが^^;)
水星が来たときは、
たくさん話、うごき、処理します。
そうすると、運が開けます。
自分からアウトプットする、自分にインプットする、
そのポートが、ドアが、水星です。
水星が来たときは、自分のナカミを必死に出し入れして、
成長していける時期なんだと思います。



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