蠍座について。

 蠍座について、というと、
 だいたい10月末から11月にかけて生まれた人
 という意味に受け取られそうですが、
 先週書いたようなことで、ようするに、
 蠍座にいろんな星やポイントを持っている方、
 あるいは持っていなくても、
 だれしも12星座って、すべて「利用」しているものなので、
 自分の中にどっかしら
 蠍座的なこと、面、もの
 ってあるんですよね。
 そういう見地でお読みいただけるとうれしいです。

 蠍座は、
 そうよわったっしは 蠍座の女
 という歌で有名な、ねちっこさを強調される星座です。
 一般に。
 でも、星占いの本をひらくと、あまりそういうことは書いてない。
 しつこい
 というより、
 深い、徹底的、洞察
 等というコトバが多く使われています。
 なにかこう、どんどん奥地へ分け入って探る
 というイメージが出てきますね。
 蠍座、天秤座、射手座のあたりに共通しているのが、
 他者とどうかかわるか
 というテーマなんです。
 他者っていうのは、自分じゃないだれか、ということです。
 バカにしてんのか。
 いや、そうじゃなく。
 たとえば、親とか、兄弟とか、子供とかならどうか。
 それは、ある種自分の一部みたいな感覚がありますよね。
 自分の一種、身体の一部。
 だから、ひとりの人間としては、みすごしてしまうこともあれば、
 あいてを全体として異質なモノと感じなくてもイイこともある。
 甘えるって言うのは、相手のある部分を
 無視
 して、自分のなにかを受け入れてもらうってことだと思います。
 相手に自分の気持ちに気づかずに頼って欲しい事ってあると思いますが、
 そういう現象のことですね。
 近しい人ほど甘えることができるのは、
 そういうふうに、イイ意味で、相手のいろんなことを見ないで信用できる
 からだとおもうんですよ。
 で、無視できるのはなんでかっていうと、つまり自分の中につながっているから。
 自分の一部、っていうのは、そういうことではないかと。

 天秤座・蠍座・射手座は、
 そんな「自分の一部」から離れた、
 一個の全き期人間としての他者
 と、相対する
 ことを扱う星座たちです。
 天秤座は、まず相手をよく量ります。
 で、蠍座は、その相手の中にどんどん立ち入っていこうとする。
 他者たる人間のなかに、どんどんわけ入っていこうとする。
 これが蠍座の動きだと思うのです。
 他者同士の間に築かれる関係って、社会的な名前で行くと、
 恋愛、婚姻、パートナーシップ。そんなところですかね。
 それが、もっと本質的に、相手に肉薄するようになると、
 肉体関係だったり、それから、生き死にの問題だったりする。
 このあたりはすごく難しいテーマだと思うんですが、
 とにかく、そういうわけで、蠍座って、おもしろいでしょ。

 蠍座に星があるとどうなるか。
 タイムリーですね。
 なぜかというと、今、ちょうど金星が蠍座にあるからです。
 蠍座っていうのは、探求のお国柄。
 そして、内部から根本的に支配しようとする動きを指します。
 こういうお国柄を、
 金星という「愛」の機能が背負うわけです。
 しょっている。
 だから、金星の愛は
 支配する愛
 とかいわれるんですな。
 金星は、個人が個人的だと感じることを扱うようです。
 得意なこととか。
 好きなこととか。
 そういうのを扱います。
 一番ハッキリ出るのは、男性にとっての
 「好きな女性のタイプ」
 ですね。
 蠍座に金星を持つ男性は、
 なぞめいて、影があって、あまり一般的でなくて、
 少し変わった感じの女性が気に入る傾向があるようです。
 女性に内面から支配されたい、みたいな、
 なんかあまり穏やかでない欲求さえあることがあるみたいです。
 とつぜん物事の本質をずばっと見抜いちゃう女の子とかね、
 そういうのにあこがれる気配もあり。
 あまり明るくてあっぱらぱーな感じのアイドルとかは苦手か、
 フェティスト
 っていうイメージもありますな。
 逆に、女性にとっての金星の機能って、
 男性に相対峙したときの自分の顔
 になることが多いらしい。
 射手座の女性で、金星を蠍座に持っている方って多いですが、
 普段は射手座的にのびのび明るいんだけど、
 こと男性と2人になると、
 つきつめた感じというか、徹底的な行動パターンに出るとか、
 そういう風にナル場合も、あるようです。
 オンナとしてどうありたいか、どうあるか、ということと、
 その人の本質的なあり方とは、
 2通りいきかたがあるみたいですね。
 でも、それって、むずかしいよね。
 自分って言うことと、女として男としてどうこう、ってことと、
 なにがどうちがうんじゃ。
 うーん、難しい問題です。


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