2004/8/13

週報を書いた直後
「週報読みました!
で、よく分からなかったのですが
要するに今週の○○座
運がいいんですか
それとも
悪いんでしょうか」

しばしば聞かれる。
力不足のため
文章があいまいで
わかりにくいらしい。
ごめんなさい。
でも
イイコト
ワルイコト
って
ちょっと
難しいのだ。

先ほどニュースを見ていたら
イギリスで
終身刑で服役中の男が
およそ14億円相当の宝くじを当てたらしい。
なんでも
外出時間
というのがあって
そのときに
ナンバーズ
みたいなクジを買ったのだそうだ。
そしたら
なんと
大当たり。

すごい!
終身刑とはいえ
そんな大金があったら
なにか出来るだろうな
もしかしたら
出所できたりして!
それか
深く改心しているので
慈善団体に寄付
とか
やらかすのかな!
そういやこの間
福井に
当選宝くじ送った人もいたしな!
などと想像しつつ
よくよく記事を読んだらば。
読んだらば。
。。笑った。

まず
受刑者は
1日アタリ400円くらいしか使ってはいけないことになっているのだ。
だから
14億円もってても
まあ
一生400円ずつは
使えるだろうね
という計算。
おまけに
捕まったときは貧乏だったので
被害者は賠償金請求をしてなかったらしいのだ。

今度、ヤツにカネができたわけなので
損害賠償請求
しようかな
と思っているらしい。
さらに悲しいことに
「カネができたんだから、すごくシャバに出たいぜ」
と思うだろうな
とは
周囲も簡単に想像できるのだ。
つまり
逃げ出す危険の高い、アブナイ受刑者
になってしまったのだ。
だから
彼は
「外出時間」の無い
もっと厳しい刑務所

うつされてしまったということだ。
ああ
ミゼラブル。

ことほどさように
運なんて
「いい」
だの
「わるい」
だの
簡単には
言えないのだ。
宝くじが当たる!
なんて
運がよいこと
の筆頭にあげられるような出来事である。
でも
彼がこのことでシアワセかどうかは
誰にも分からない。
まえから
「被害者に何も出来なくて辛いなあ」
とか思ってたとしたら
とってもラッキー
だし
「外出時間だけがおれの生き甲斐なんだ」
とか思ってたとしたら
多分
クジのカミサマを呪うだろう。

目の前で起こったことが
いいこと

わるいこと

なんて
きっと死ぬまで
ワカラナイ。
いや
死んでも
わからないのかも知れない。

彼が宝くじを買うときに
その側になぜかとても優秀な占い師がいて
「貴方は
そのクジを買っては
イケマセン。
大当たりして
そして
不幸が来るよ」
と言われたとしたら
彼は
クジを買うことを思いとどまっただろうか。
「俺はしっかりしているから大丈夫。
そりゃあ大金を掴めばいろんなヤツが寄ってきて俺を騙そうとするだろうけど
俺は終身刑なんだ。修羅場を踏み越えてココまで来た人間なんだ。悪人のことなら詳しいんだ。人にだまされたり、しないぞ」
とか
おもっただろうな。
ふ。

そして
海の向こうでこんな風に
ネタにされてしまったりするわけだ。

運命ってホント
わからない。

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