2004/8/18

今日
古着をたくさん
捨てたのだ。
毎週水曜は
古着と
古紙回収の日。
私は多分
女性としては
服の所持数は
かなり少ない方
だと思う。
いつも
同じようなモノを来ている。
石井さんここは
ハワイ
じゃないんですよ

会社の女子に言われるほどだ。
日本には
春夏秋冬
即ち四季
というモノがあり
冬には冬の
夏には夏の
装い
というものが
あるんです。
オールシーズン
同じ服

あり得ない。
まあ
そうです。
ご無理ごもっとも。

いや
誤解を受けるとイケナイのでイイワケしておくが
別に
春夏秋冬同じ恰好してるわけではない。
上衣はちゃんと
変えてます。
半袖や
ノースリーブ。
言われたのは
ボトム。
黒のパンツと
ベージュのパンツがあって
それをかわりばんこに四季を通して履いている
という点を
指摘されたまでです。
清潔です。
丈夫です。
鬼のパンツは
イイパンツ。
強いぞ。
強いぞ。

まあ
でも
全般に言って手持ちが少ないので
イベントの時は
あわてる。
旅行とか
ちょっと人に会うとか
或いは慶弔事など
そんなとき
手持ちが少ないために
慌てて新調しなきゃイケナイことが多い。
たいへんな
出費。

そんなふうに
在庫切れ
気味の私でも
着ない服
タンスの肥やし
っていうのは
ある。
私は
自分の見る目
に全く自信がないので
あまり新品は
買わない。
買っても使えない
ことが
おそろしいのだ。
だから
フリーマーケット
大好き。
古着
大好き。
どうせすでに
誰かが捨てたモノなら
私が捨てたって
罪は軽い
ような気がするからだ。
聞いたハナシでは
街の落書き。
あれは
ちいさな落書きがされたあと
他の人がそれに便乗して
どんどん増える
のだそうだ。
最初からわーっと描くような
根性のあるヤツ

あまりいないのだそうだ。
小さな落書きでジャブをウチ
それに無反応な家のカベに
調子に乗って
寄ってたかって
描きまくる。
そういう行動パターンが
あるらしい。
私のフリマ好きは
それに
ちょっと
似ている。

いえるかもしれない。

しかし。
タンスの肥やし
着ないで結局
捨てる服
って
だれでも多少は
あるとおもう。
親が買ってきて
でも
気に入らなかった
とか
そういうことも
あるかもしれない。
試着して
そのときはすごくイイと思ったんだけど
なぜか
着ない。
何が気に入らないわけでもないんだけど
なぜか
使わない。
そういうこと
珍しくない。
しかしなぜ
そんなことが
起こるのだろう。
それは
何になってるのだろう。

そんな難問
私に解けるはずもないのだが
ふと
気付いたことがある。
それは
買ったとき
そのお金は
誰かの手に
渡ってる。
ということだ。
だれかがそれを
受け取っている。
そのカネもまた
無駄遣い

使われているのかも知れないが
そこでなにかが
動いたんだな。
それは
なんだか
おもしろい。

私がコレを
フリーマーケットで
買ったのだ。
そして
会社に着ていったら
下から糸がどんどんほつれてきて
これが
フリマに出されたワケ

判明したのだ。
私はコレを
泣く泣く捨てるけど
あのとき支払った500円は
あの静かな口調の
でも絶対午前中は値引きしないと決めている
意志の強い団塊の世代の女性に
渡ったのだ。
あの人は
それで
お昼の焼きそばを買ったかもしれない。
焼きそば屋さんは
それを
売り上げに計上するだろう。
そして
それはどこかに行って
どんな風にか
モノを動かし
人を動かしていったのだろう。

それはべつに
その500円だから
特別にそうなった
ってわけじゃない。
必然性も
個別性も
なんにもない。
「貴方でなければ
だめなのよ」
みたいなことは
一切ない。
でも
それが確かに
動いていって
そこには
ムダみたいなコトや
一見ムダじゃない見たいに見えるけど
やっぱりムダみたいなコトや
ムダでしかないように思えるけど
でもそれこそが
実は社会を構成している主な要素だったりする
そんなことどもが
起こっているのだろう。

こういうことは

のありかたと
ちょっと似ている。
人の人生は
その人が死に
その人を知る人もいつか死ぬと
あとかたもなく消えてしまう
ように思える。
500円
として
切り出されて振る舞うときもあれば
10万円
の中に
飲み込まれてしまって
その形が見えなくなることもある。
ある
ようで
ない
ような。
500円

捨てた古着

「実体」
ではなく
何かの動き
みたいに思える。
「流れ星」
みたいに
「虹」
みたいに
手で触れる永久保存なモノ
ではなく
一瞬の動きが
一瞬まとまって見えたものの
名前だ。

そんな
一瞬の動き

世界が出来ていると思うと
気が楽でもあり
焦るようでもある。

おりしも
オリンピック。
ああ
何でも
一瞬
だなあ。
と思わされる。
その一瞬。
こないだのメルマガで書いた
「時計の時間」
クロノスと
「タイミングの時間」
カイロスが
限りなく一体化する瞬間。
だから
すばらしい。

だから
ほんとに
ほんの
一瞬
なのだから
すこしだけ
静かにしててね
アナウンサー達よ(涙


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