新作情報366「巨乳隷嬢10」(コレクト)主演:叶結香里 監督:秋山豊
冒頭、「おや?」と思うところがあります。出演者のタイトルに森山龍二の名前が出たあと、主演女優の叶結香里の名前が出てきます。アダルトビデオのタイトルは女優名だけか、女優名が出てきてから男優名が出てくるのが一般的です。アダルトビデオは数千本単位で見ていますが、男優の後に女優名は初めて見ました。おそらく秋山監督はちゃちなSMビデオを作ろうという気がなく、ある程度演技力のある森山の役どころの描写を中心に描こうとしたのだろうと思います。なるほど、ドラマとしての完成度は評価できますが、SMビデオとしては案の定タコとなってしまっています。
森山龍二は山中の別荘にひとり暮らしています。別に定職をもつわけでもなく、おそらく遺産を食い潰しながら生計を立てているようです。森山の楽しみはモデルクラブから女性を呼び、その痴態をカメラで撮影することです。
最近のお気に入りは叶結香里というモデルで、森山は密かに緊縛された彼女の姿を心に描きます。叶はイケイケ風。少し高飛車なところがありますが、男との絡みのシーンを撮りたいという森山の申し出も快諾し、「形だけで良い」という森山の言葉に反しフェラチオまでしてしまう淫乱さも持っています。ただ、これは自分に好意を持っている森山の気持ちを感じ取り、彼の心を弄んでやろうという小悪魔的な考えからかもしれません。ある日、森山は「金は3倍出す。だから縛らせてくれ」と頼みます。叶はしばらく考えますが、承諾します。
まず、黒いレオタード風下着の叶をベッドの上で緊縛。その姿を撮影するうちに彼女が縄に悶える姿が浮かび、叶をベッドの上に押し倒し、乳房を揉み始めます。抵抗する叶を見て、森山は彼女を監禁する決心をします。
全身網のレオタード姿の叶を緊縛。叶は家に帰りたいと懇願します。森山はその夜、叶の縄を解きます。叶は森山が寝たのを見計らい逃げ出しますが、森の中でつかまってしまい、鞭の折檻を受けます。ガーター付きコルセット姿で上下胸縄後ろ手立ち縛りで緊縛された叶を鞭で責め、叶は涙を流して悶えます。
続いて布団の上で後ろ手に縛られた叶の乳房を蝋燭で責め、乳房全体に蝋燭が積もったあたりで、叶を犯します。
森山は叶に自家用車の鍵を渡し、解放してやります。その夜、プールで寂びそうに余韻にふける森山。その前に帰ったはずの叶が現れます。「私、まだ満足していないの」
責めの内容は、あ、もう書いちゃいましたね(笑)。
この作品でSM的シーンは終盤の鞭責めと蝋燭責めシーンですが、時間的にも短く不満が残ります。特に最後の蝋燭責めのシーンは始まったと思ったらもうお終いという感じです。ただ、叶のスタイルは抜群で緊縛姿は絵的に非常に美しいものになっています(緊縛指導は奈加あきら)。
ドラマとしての作りも丁寧で、作品の序盤、叶がタクシーで森山の別荘に向かうシーンの中で、車窓からの風景が町並から山道になってゆく様子まで描かれています。これには感心しましたが、こういうエネルギーをもう少し責めのシーンにも注力してもらいたいと思いました。
主演の叶結香里は以前SUKA NONA YANG MANISさんがぞっこんだった女優さんです。多少顔に癖がありますが、悪い女優ではないと思います。ただ森山との演技力にギャップがあり、セリフの拙さが目立ってしまいました。
なお、どんな女優さんかは「SM女優名鑑」の「か」をご参照頂けたらと。
この作品は以前紹介した高嶋陽子の「巨乳隷嬢9」とカップリングのDVDで発売されています。巨乳がお好きな方は買っても損はないのではと思います。
(以上 2003年2月アップ)