新作情報373「猟奇の檻11」(アートビデオ)主演:森口久美、桜台なぎさ 監督:榊原賢

この『猟奇・・・』シリーズは、「7」と「8」をカップリングしたDVDを見たことがある。いずれもハードな良い作品で、「このシリーズはタコビはないだろう」という印象を持っている。
今回は、パッケージに私の好きな「大の字縛り」状態での責めシーンがたっぷりあるのがわかり、期待して見た作品。しかし結論から言えば「並よりやや上」というくらいで、興奮度はイマイチだった。理由は責める2人の男がやや手加減した面があることと(責める男達にとっては「SMプレイ」が基本設定だから、整合性はあるが)、ストーリー性があまりないこと、責めはすばらしいが長すぎたことがあげられるだろう(女優が同じ反応であると、長すぎると抜きどころを逸してしまうから)。
しかし「並よりやや上」いう評価は、現代の長引く不況時代からすれば(?)、かなりの高評価である。見て損をしたということはないだろう。

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2人の「生け贄女」が出演するが、オムニバス形式で、責めは別々である。ただ悲しいことに、どちらが森口久美で、どちらが桜台なぎさか分からない(^^ゞ)。
そこで、便宜、出演順と名前の掲載順を一致させて、前半を森口、後半を桜台として解説する。
2人ともルックスは「可愛い系」で、まずまず。胸は2人とも大きく、SM向きであると感じた。反応も悪くない。
なお、森口は20分、桜台は60分の出演で、計80分作品である。

(森口編)

【大の字状態でのまさぐり】
檻の中に、目隠し状態で大の字に固定された制服姿の森口が登場。いきなり責めがスタートする。
1人の男が太ももから始め、お尻、顔、胸をまさぐる。目隠しされた森口は恐怖に怯えた声で嫌がる。
【お尻へのスパンキング】
鎖付の首輪を付け、テニスウェアのスタイルにさせた森口を、両手に手かせを付け、それを右足首に固定して、お尻を突き出させての手のひらでのスパンキング。
単純な「縛り」ではあるが、なるほどこれでは身体の自由がとれず、窮屈な姿勢にも森口は苦しんでいるようだった。ギャグを噛まされているため、よだれを流しながら容赦ないスパンキングに悲鳴をあげる森口。
続いて、パンティをお尻に食い込ませて、苦しい姿勢の森口を、お尻を叩きながら男の周りを歩かせる。
【バイブ責め】
片足をつるして、バイブ責め。真下からのカメラで森口の表情を撮っている。
工夫が伺えるが、女性のルックスによって、良い表情が出る構図とそうでない構図がある。ここでは悪い方が出たようだった。
これは女性のルックスの良し悪しではなく、美人であっても写り方によっては並以下になることもあるように、監督の技量にかかってくる問題。まあここは個人の好みに左右される部分でもあるので「絶対」の評価にはならないが、この森口久美のケースでは、この後の責めで顔を上げた表情の方がずっと良いと感じたため、そう感じた。シーンそのものは悪くはなかった。
【蝋燭責め】
後ろ手に縛って吊し、斜めに反らせて、胸や蝋燭責め。 
全裸ではなく、ふんどし状にパンティをつるし上げ、胸を出した状態で、全身にまんべんなく蝋燭を浴びせる。徐々に森口は悲鳴をあげ始め、絶頂していった。

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(桜台編)

【アナル責め】
こちらもいきなり責めからスタートする。地下に閉じこめられた経緯などは描写されていない。服を着たままでの登場であるが、ここでは桜台はすでに男達の言いなりになっていた。
まずは下半身を露わにさせて、自分の両手でアナルを広げさせて、お尻を突き出させてのアナルへの指責め。屈辱的な格好に、苦しいアナル責めに大粒の汗を流して苦悶の表情を浮かべる桜台。責められるときの桜台の表情も良かったが、責めが終わった後、恥ずかしそうに脱いだ服を抱きしめ、荒い吐息している姿にも興奮した。
【三角木馬責め】
目隠しで全裸、後ろ手に縛った桜台をつるし始めるシーンからスタート。足は自由であり、ちょっと変わった光景だったけど、その後を見て納得。桜台に「三角木馬責め」をするため、そこへ移動させていたのである。「三角木馬」上には黒いバイブが上を向いて待ちかまえている。「何するんですか!」と不安そうに叫ぶ桜台の目隠しを外し、それを桜台に見せる男達・・・と、とても良い構図なのだが、残念なことにそれを見て驚く表情を見せるはずの桜台の表情が撮れていない!撮らないのなら最初から目隠しして「何するんですか!」のセリフなどを与えるべきではないし、撮るつもりでいたのなら、しっかり演出するべきである。これから行われるハードな責めの方に神経がいってしまったのだろうか。
ここで桜台の驚きの表情を見られなかったために、興奮度はやや落ちることになってしまったが、それでも責めそのものはハードでこの作品の見所の1つである。
実はこれと同じシーンが過去にもあった。にっかつの『少女木馬責め』である。
違うのは、にっかつ作品は、現実にはバイブは挿入されていない演技だと思われるが、こちらは本物であること。
バイブの前後には卵形のミニバイブが置かれていて、前のものは中心にあるバイブを、後ろのものはアナルを刺激する役割を果たしているようだった。『少女木馬責め』のように両足におもりを付けられることはなかったが、その苦悶の表情はマジであるだけにひしひしと伝わってきた。
桜台は悲鳴こそあげないが、低いうめき声をあげながら「う〜」「痛い」「いや」と発して大粒の汗を流して苦しんでいた。その汗が胸にまでしたたっていて、それがあまりにもリアルで、責める男2人もやや引いていた感じが伝わり、責めの迫力が落ちていた。バイブにスイッチを入れたり、切ったりしてもてあそぶ男達だが、それに反応するどころではない感じであった。
できれば、責め手がもっと冷酷で、拷問や仕返しという形で見せて欲しかったシーンであった。
【大の字状態でのバイブ責め】
全裸で大の字に両手、両足を固定された桜台に、ギャグを噛ませる。顔がややふっくらしている感じの桜台にギャグを噛ませると、二重あごが目立って表情が落ちてしまったのが残念だった。しかし、後にはずしたので、いろんなパターンでの責めが見られたということで、良しとするところか。
まずローションを全身に拭きかけて2人の男が全身をまさぐる。苦しい体勢の上に、ギャグを噛まされているため、気持ちよさよりも、苦しそうにもだえる桜台であった。
続いてそのままの姿勢でバイブ責め。この構図は『隷獣秘書』の石原ゆりの責めと同じである。本作は、それよりもいろんな角度からたっぷり見せてくれて、まずまずのシーンであった。しかし長ければ抜きどころを逸してしまうということもあって、必ずしも「たっぷりがよい」とも限らない。そういう点や、カメラワーク、責める男性、女優の反応は『隷獣秘書』には叶わないシーンであった。
【大の字状態での蝋燭責め】
大の字状態での責めは休みなく続く。次に蝋燭責めである。腕から胸、お尻にかけて満遍なく垂らされる。この途中でギャグが外され、またバイブ責めも同時に行われる。特にお尻に蝋燭を垂らされるシーンでは、お尻をぴくつかせ、くねくねひねりながら苦しむ姿がよかった。
【大の字状態での鞭責め】
ここまで大の字状態で20分が経過している。編集されているシーンも含めると軽く30分はこの状態でいたはずである。大の字状態だけでも苦しいのに、2度もバイブでいかされ、悲鳴をあげたりもだえたりし続けてる桜台は相当に体力を消耗していたはずである。そこへこの作品のハイライトとも言える鞭責めのスタート。苦痛に耐えるだけの体力を失っている桜台は号泣しながら、半狂乱の状態になって悲鳴をあげ続ける。鞭がおさまっても、桜台は悲鳴とうめき声をあげ、最後には気絶寸前までになってなっていた。
鞭責めが終わった後、しばらく放置されて表情が映し出されるが、その無惨に腫れあがったお腹や、泣き続ける彼女の表情を見ると、さすがに愛しくなった。
これだけの鞭責め・・・できれば、シネマジックの『被虐の女戦士』のような設定で見てみたかったシーンであった。
【ファックシーンなど】
まずまずのシーンであったが、前の鞭責めの印象が強すぎて、コメントする意欲もなくなってしまった(^^ゞ)。
後日この部分だけ改めて見れば、それなりに興奮してみられるシーンであろう。

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SM作品にストーリーをつけるのは、勇気がいることかもしれない。責めが良くても、そうした基本設定やセリフが白けさせることもあるからである。責めの内容や女優によって、しっかり練ったストーリーを取り入れるべきか、最小限にとどめるべきか別れるようである。しかしそれは、できあがってみないと分からないことなのかもしれない。
この作品では、監督は責めを重視した作品に仕上げたものと思われる。最初の森口久美編ではそれでもよかったが、後の桜台なぎさ編ではストーリーが欲しいと思った。この作品はそのような作品である。
次回は是非、こうしたハードな責めとストーリーがかみ合わさった作品が登場することを期待しつつ・・・。

 

   (以上 アカネさん 2003年3月アップ)