新作情報497「聖女牝儀式 拷問系」(アート)主演:小峰幸 監督:森田晋
見ようとする者の期待をふくらませるオリジナルのSM用具を使う森田監督による作品。
ところが・・・いざ内容を見ると「それほどでもない」と期待を裏切るのがこの監督作品の特徴でもある。
また、シリーズものは責めのパターンがほぼ一緒で、女優だけ入れ替えただけであるという構図もマイナス
要因。
しかし、選んでいる女優の質はよく、快楽を利用し女優の理性を奪うほどのハードな責めも多く(たとえば
バイブ責めで、いきそうになると直前で引き抜き、何度も寸止めを味あわせるなど)、けっしてタコビではな
い。
本作もやはり同監督による『SM獄窓』シリーズを踏襲しているが、セーラー服を着せたまま責めたり、剃
毛があったりと、オリジナル性もあり、評価の高い作品に仕上がっていると思う。
小峰幸は、ルックス、スタイル、反応とも悪くなく平均以上の女優であると思った。ただ、髪型を女学生風にしてセーラー服に合わせているが、色気があり・・・逆にそれが初々しさは感じさせないためバランスは悪かったかもしれない。
【口枷をしての羞恥責め】
この作品にプロローグはなく、いきなり責めのシーンからはじまる。確かにプロローグは余計なシーンになりがちであるけれども、「なぜ責められるのか」という理由はあった方が、視聴者は感情も入るので良いと思う。
ただ現実離れした設定にがっくりくることもあり、実際は難しい問題なのかもしれない。
さて、両手を万歳の格好で縛られた小峰に口枷をし、スカートをまくり上げての羞恥責め。そして、両足の間に鎖を挟み、だんだん持ち上げていき、ついには股間に当たると小峰は痛みにこらえきれず涙を流して悲鳴をあげる。両足がつま先立ちになるまで鎖は持ち上げられ、悲鳴が最高潮になるところで映像は終わる。
【首枷 バイブ責め】
森田監督作品おなじみの責め。首と両手首を固定できる首枷で小峰を固定し、背後から片足をつり上げてのバイブ責め。これは他の作品でもみられた責めである。違いは小峰がセーラー服を着ているということ。他の作品では女優はすでに全裸であった。
まずは卵形バイブを使い蝋燭を垂らすと小峰は熱さに絶えきれず涙を流して悲鳴をあげる。その後、普通のバイブでの執拗な責めが延々と続く・・・。
【首枷 剃毛→熱蝋責め】
先の首枷で固定したまま、今度は仰向けで責め。これも他の作品でおなじみの姿勢。ただし、ここでも上半身は白いセーラー服を身につけたままであり、白いソックスもはいたまま。好みはあるだろうが、全裸よりも良い構図になっていると思った。
そして剃毛。首枷で自分の下半身が見えない状態で剃られる心理状態はどうなのだろう? どうなっているのか、何をされているのは分からない不安と恐怖と恥ずかしさ・・・・その小峰の心理状態を想像するだけでも興奮するシーンである。恥球を剃られているときはうめき声だったが、剃りが割れ目に触れると、かすれた高い声をあげるのもそそられた(小峰自身は見えていないので演技ではない)。
ぼかしも薄く、割れ目もよくわかるアップのあとはそこへ向けての蝋燭責め。剃られた直後で敏感になっているところへの蝋燭責めは強烈。ただ蝋燭は適度に股間周辺に散らばり、見えにくかったのが残念。できればアップで割れ目が真っ赤に固められるまで見たかった。
その後、お尻へのスパンキング。ゴム製のラケット状のものであり、これはかなり痛いのか、小峰は完全に素に戻って「痛い!」と悲鳴をあげていた。
【蝋燭責め→バイブ責め】
ブランコに乗った状態で、両手両足を左右の支柱に縛られて固定されている・・・と想像していただきたい。
実際にはブランコではなく、中央の座っている棒は動かない。森田作品のオリジナル品と言えるだろう。
ここで小峰は初めてバストを見せる。シネマジック作品で、あえてバストを見せない作品を見たことがある。
本作も意図的にそうするのかと思ったが、ここではきれいな小峰のバストが見せてくれた。最後までセーラー服
を身につけていたとしても成功していると思う・・・。
さて、この姿勢でまた股間を中心に蝋燭責め。さきほど剃毛した股間がまぶしく見える。女性器の生々しい映
像は、個人的には苦手なのだが、ここでは見られるシーンであった。それだけ小峰のあそこはきれいであったと
いうことか。
そして延々とバイブ責め。何度も「いかされる」小峰もよかったが、でみればもう一工夫して欲しかった。し
つこいばかりの責めは森田作品の良い点でもあるが、一方では、ただ長いだけのマンネリシーンにもなることが
あり、このあたりが森田作品の欠点なのかもしれない。
【浣腸→蝋燭→排泄】
ここでは再び上半身はセーラー服姿となり、これ以上ない「がに股」姿勢での浣腸責めとなる。やはりここでも剃毛した股間がまぶしく見え、とても良い構図であった。小峰の反応も良い。浣腸の後はまた股間へ向けての蝋燭責め。この作品は蝋燭責めの多い作品であるが、構図そのものが良いため、マンネリだとは感じなかった。ただ蝋燭を垂らすときの森田監督(?)の言動は、イマイチ責めとしての迫力を欠き、やはりもう一工夫が欲しいと思うところであった。そして排泄。恥ずかしそうに排泄する小峰であったが、涙声をだしながら涙がこぼれていなかったため、やや中途半端に終わってしまったように思えた。
しかしこのシーンは、スカトロファンも、スカトロ苦手の人も、SM&セーラー服ファンの人も見応えがあるのではないかと思った。
本作の見所は剃毛シーンと浣腸シーンであろう。剃毛シーンは映像的な不満、浣腸シーンは小峰の反応への不満があるものの、それは良いシーン故の細かい注文であり、良いシーンには違いない。
本作は冒頭で書いたように『SM獄窓』シリーズの一つである。このシリーズをタコビと感じる人は、本作も「ややタコビ」と評価するかもしれない。購入には割高と感じるかもしれないが、レンタルで借りるには得をしたと感じる・・・そんな評価の作品であった。
(以上アカネさん 2006年6月アップ)