懐かしのSMビデオ劇場第16回「女教師・夢魔の刻印」(大洋図書)

夜なかなか寝つけないとき、頭の中で「好きなSM女優ベスト5」というのを作ることがあります。良く登場するのが、栗田もも、白木麻美、島崎里矢、水原美々、高瀬広美、亜理沙、沢田ルミ、藤森加奈子、森原由紀、矢沢よう子等ですが、このベスト5はやるたびに変わります。しかし、常にベスト5に入るのが小泉しおりです。今回の「懐かしのSMビデオ劇場」は私の大好きなSM女優 小泉しおりの隠れた名作「女教師・夢魔の刻印」を紹介します。
小泉しおりは
1972 11 17日生まれ。彼女ももう30歳かと思うと時代の流れを感じてしまいます。主演作品で最も有名なのは1992年に発売された「背徳淑女3」(シネマジック)と思いますが、これ以外にも、シネマジック、MOJO(一部青木まゆみ名義)、大洋図書、サンセットカラー等、たくさんの作品に主演しています(詳細は『SM女優名鑑』をご参照ください)。今回紹介する「夢魔の刻印」は93年に発売されたセルビデオですが、昨年行った「20世紀SMビデオ297」から洩れています。個人的には33位に入賞した「背徳淑女3」よりも好きな作品ですが、これはセルビデオということもあり、視聴者の絶対数の少なさからだと思います。

小泉しおりは予備校の人気女性講師です。彼女は多くの雑誌に登場し、教室はいつも満員です。予備校生のなかにひとこともしゃべらない陰気な男(速水健二)がいます。男は小泉をマンションまで尾行し、監禁し、凌辱を行います。この作品の特色は責め手の速水が聾唖者という設定です。責めの間、速水は一言も発しません。SMビデオをバーチャルSMプレイとして主観的に見た場合、この設定は非常に有効です。視聴者は、頭の中に描いているプレイのイメージを責め手のうるさいセリフにより邪魔されることはありません。多くのSMビデオを見ましたが、こういった設定はこの作品以外に知りません。

責めの内容は

1)小泉を尾行して、マンションへの侵入に成功した速水は抵抗する小泉を縛りあげます。小泉はブラウスと茶色いフリルのスカートという出で立ちで、清楚さがあります。小泉は激しく抵抗しますが、速水はストッキングで猿轡を噛ませ、床に寝かせます。速水は小泉の胸をはだけ、掴んだ乳房をスリッパでスパンキング。小泉は「痛い、痛い」と言いながら悶えます。スカートを捲り上げ、お尻もスリッパで叩き、小泉の乳房とお尻はだんだんと赤くなってゆきます。カメラは悶える小泉の顔と、白い肌を責めるスリッパをアップでとらえ、あたかも自分が小泉を責めているような気分になれます。

2)速水は小泉のブラウンのショーツを脱がし、熊ん子型バイブを挿入します。これは乱暴に入れられ、小泉は号泣しますが、速水は容赦なくバイブのピストン運動を続けます。小泉は苦痛の叫び声から、だんだんと感じているような声になり、最後はイってしまいます。そのときの小泉の目から流れる涙が印象的でした。ただ、このシーンは時間的に短く、また小泉の悶え声に艶が足りなかったようにも思えます。

3)髪をアップにし、ブルーのショーツ姿の小泉を前手に緊縛し、蝋燭責め、鞭責めのシーン。緊縛された小泉の後ろに速水が立ち、後ろから縄を小泉の両方の乳首に回し、その縄を乳房に食い込ませながら左右に動かします。ボールギャグから涎が流れ、小泉は苦痛に悶えます。速水は縄を性器に回し、食い込ませた縄を上下に動かします。要は股縄責めですが、小泉の悶える姿が良いです。続いて縄を鞭のようにして、小泉のお尻を叩いた後、蝋燭責めが開始されます。速水は蝋燭を四つん這いになった小泉の眼前に持っていきます。小泉は何をされるか察したらしく、諦めたような表情を見せます。何気ないシーンですが、印象に残ったシーンで、小泉のSM女優としての貫禄を感じたように思えます。赤い蝋が小泉の乳首に垂れてゆきます。青いショーツと赤い蝋涙の色のコントラストが絵としてもシーンを美しくしています。小泉の悶え声は笑うような「ははは、ははは」というのが特徴ですが、このシーンでも小泉の魅力が良く出ています。何度も書きますが、責め手の声は全く聞こえず、それがシーンを重厚なものにしています。次に鞭責め。速水はまず鞭で小泉の顔を軽く叩き、乳房やお尻にだんだんと強く鞭を振り下ろしてゆきます。このときも、小泉の笑うような悶え声、鞭の音、しかし責め手の声は全く聞こえない…という印象的なシーンが演出されました。

4)速水と小泉の緊縛ファックシーン(画像左)。ショーツ1枚の小泉は後ろ手留縄付き上下胸縄で緊縛され、ベッドの上に寝かされています。速水は小泉の乳首を噛むように愛撫し、ショーツに手を入れ性器を愛撫します。小泉の悶え声はだんだんと高くなります。ショーツを脱がし、速水は小泉の性器を愛撫しながら、フェラチオをさせ、挿入します。このファックシーンは非常にスタンダードな緊縛ファックシーンで、数あるSMビデオの中では一番好きな緊縛ファックシーンです。体位は殆ど正常位ですが、小泉の笑い声のような悶え声、快感に狂う様子が良く表現されています。「イク、イク」という断末魔にも色気があります。本当に挿入しているのだろうかという野暮なことはさておき、非常に良く出来たファックシーンと思いました。また、このシーンでも男の声は全く聞こえず、世にも珍しい女の悶え声だけが聞こえるファックシーンとなっています。

以上、小泉ファンは必見の作品と思います。VHS版は殆ど絶滅状態ですが、昨年大洋図書から発売されたDVD「被虐の教壇・三枝美憂」(TDV-003)に本作品がカップリングされているとのことです(小さく小泉しおりの名前は載っていても「夢魔の刻印」というタイトルはなし)。
ところで、この作品は小泉の代表作「背徳淑女3」よりも好きだと冒頭で書きましたが、「背徳淑女3」も必見の名作です。こちらの方の小泉は
SMの妄想に耽る予備校生という役で、きつい股縄の苦痛に耐えかねて涙を流すシーン、加藤鷹とのいやらしい緊縛ファックシーン、ミミズばれが出来るほどきつい鞭責めに悶え狂うシーンと責めのシーンが豊富です。ただ、この作品は現在では視聴が困難のようです。

なお、小泉しおりを最後に見たのはSOFT ON DEMANDの「秘技伝承アナル入門編」(1997年)です。最初に見たのは92年の「背徳淑女3」かと思っていましたが、最近Mr. Dangerさんのサイト(現在閉鎖中)で、小泉しおりが91年頃のスペキュラムというマニア性の高いSM雑誌のグラビアに登場していたのを知りました。このグラビアは覚えていますが、小泉しおりとは気付きませんでした。言われてみれば、垢抜けない感じですが、確かに小泉しおりです。このグラビアには貴重な小泉の浣腸責めシーンもあります。いけないと承知で、以下に掲載しますのでご覧ください。(   

     (以上 20025月アップ)